理念 of TeamJapan300

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被災地のみなさんが元気な生活を取り戻すために
チームジャパン300は、継続的な生活支援を通して
メンタルケアをサポートしていきます。

今こそジャパンの大きなチャレンジの時です。

日本はどうなってしまうのだろう?

_D7B3980_02Ws.jpg東日本大震災という言葉が表すとおり、日本の東半分が大きな打撃を受けた今回の大震災。今後日本の復興には数年以上の長い時間がかかるという見通しも出されています。
震災から復興して私たちが創り出す未来の日本は、一体どのような姿になっているのでしょうか。

この未曾有の災害から新たな未来を築くため、素晴らしい暮らしを描くため、「チームジャパン300」プロジェクトが発足しました。心のケアを扱う心理カウンセラーを擁する全国心理業連合会が発起人となり、全国様々な企業・団体・個人が参加して、短期的な視点にとどまらず、被災地のみなさんが元通りの元気な生活を取り戻すまで息の長い支援活動を行っていくプロジェクトです。

震災直後の危機的な状況では、とにかく生命を守るための食料や避難場所の確保が重要ですが、一段落してからはメンタルなサポートが必須です。ぎりぎりの状態で頑張っている人々の気力がぷつんと切れてしまわないように、心のケアをしていかなければなりません。チームジャパン300は、被災地の人々がふたたび心から元気になり、豊かな生活を取り戻していくプロセスを支援することを役割としています。

幅広い生活支援を行います。

「チームジャパン300」の活動理念の第一は、生活支援に関することは何でもやることです。
メンタルケアのサポートは、それだけを切り離して行えるものではありません。
人の心が元気になるためには、リラックスすること、運動をすること、話すこと、笑うこと、食べること、遊ぶこと、などさまざまな要素が必要です。カウンセリングは有効な一つの手法ですがそれがすべてではありません。また、人の元気は絆や信頼から涌き起こるものです。孤立している状態では元気な心を取り戻すことは難しいですし、信頼がない状態ではカウンセリングなどの手法も有効性が薄れます。

ですから「チームジャパン300」の活動は「まず御用聞きとして生活支援をなんでも行うこと」をベースとします。食事が足りなければ炊き出しの手伝いを。自宅が泥だらけで途方に暮れていたら泥だしの手伝いを。運動不足で体が硬直していたらストレッチや体操を一緒に。心が空虚だったら遊びやリクリエーションを提供。そうした活動の中で、元気を取り戻していっていただく。そして必要な時にはメンタルのプロフェッショナルとして専門的な心のサポートを提供します。

カウンセラーで無い方でも広く参加していただけます。現地を訪問するチームには、必ずカウンセラーを配置しますが、カウンセラーだけのチームではありません。泥かきができる腕自慢の方、子供と遊ぶのが得意な方、リスニングボランティアとして参加してみたい方、等々、幅広い方々に参加していただきたいと考えています。だれでもきっと、なにかの生活支援はできます。そしてそのことをやりながら、チームとして被災地の方の元気を支えていく。そう考えています。

長期的な継続支援が必要です。

活動理念の二つ目は、長期的に支援を持続することです。
メンタルなストレスは、一過性の手当で解決することではありません。蓄積されたストレスは、適切にはき出すことで楽になりますが、一度で元の元気さを取り戻せるとは限りません。大きな衝撃から心が立ち直るまでには、継続的にサポートを繰り返していく必要があります。また、今後復興に向かう道のりの中で、新たな心理負担やストレスが生じることは容易に想像できます。震災そのものの衝撃だけではなく、避難所生活での不便さやストレス、仮設住宅に住まうことになった時の新たな不安、これまでの地域コミュニティが形を変えることから生じる孤独感、やがてメディアで語られることが少なくなった頃に感じるであろう孤立感・・・。被災地の方々は、これからも様々な形で不安やストレスに向かい合わなければならないのです。

阪神淡路大震災の経験から、私たちは被災地に対する支援が長期に亘って必要であることを痛いほど学びました。災害直後の生命の危機に直面するような避難生活だけではなく、その後の仮設住宅での暮らしなど、一旦仮の生活が落ち着いてから長い期間に亘って様々な面からの支援が必要です。

といっても、参加されるすべての方に長期支援を求めている訳ではありません。できれば単発の参加ではなく、3回ぐらいの現地訪問は継続してみていただきたいと考えています。もちろん、続けられる方は、ぜひ私たちと一緒に活動を継続してみてください。

超党派で活動します。

活動理念の三つ目は、超党派であること。
この未曾有の災害を前にして、個別の利害関係を争っている余裕などありません。また、広範囲に亘る被害地域において、各種支援、ボランティア活動がばらばらに行われていては、大きな非効率や避難所格差を生んでしまうことが予想されます。これは、みんなのチカラを結集して乗り越えていかなければならない有事なのです。
「チームジャパン300」では、行政機関、各種団体や個人ボランティア等々、それぞれの立場や活動スタンスを尊重すると共に、常にオープンであり、可能な限り自分たちのリソースを広く提供し、情報交換・連携・協力につとめていきます。

これから長い活動が待っています。

「チームジャパン300」では、こうした理念をベースとして、300のボランティアチームを組織化し、広範囲に亘る被災地を継続訪問して支援を行っていきます。

生活というものは、最低限の衣食住だけが与えられれば成り立つものではありません。もちろん、危機的状況においてはライフラインや食料の確保が最優先ですが、一旦その状況を脱すれば、餓死しないための栄養だけあればよいわけではありません。
食事を作り、食べることを楽しみ、友人や家族と語り、笑い、泣き、愛情を感じ、さまざまな困難や苦難があっても、やっぱり人生は素晴らしいものだと思える。そんなメンタリティを持ててこそ、人々の生活が復興したと言えるのです。
GettyImages_105662888_02s.jpgこのプロジェクトの目標は一つ。
「被災地のみなさんが ふたたび元気な生活を取り戻すこと。」れから、息の長い活動が待っています。1年でしょうか。2年でしょうか。3年でしょうか。
被災地のみなさんが、元気な生活を取り戻すまで。この未曾有の災害を生きながらえたことには、大きな意味と価値があったのだと笑顔で語れるまで。私たちは支援を続けます。