被災地の広さを実感
4月14日〜15日 岩手・宮城へ
今回も2日間のスケジュールで岩手・宮城へ。前回訪問した避難所へ物資を届けること、メンタルサポート提供の下地を作ること、を目的としました。
活動時間は20時間近く。東京からずっと車で走りっぱなし。釜石、山田町、そして、宮城へ。いかに、被災範囲が広いか、ここで暮らしている方々の暮らしが大変か、自分が実際に回ってみて実感するのです。
隣町に行くにも車がなくては行けない。ただ、車も家も流されて、本当に身ひとつになったところで、長引く避難生活。精神的に限界を迎えているのはひしひしと感じてくるのに、誰も泣き言を言わず、みんなひたすらに、一日一日を生きていきます。
今日、立ち寄った避難所で、担当者の女性の方々とお話ししたとき。私が何気なく、相手のお気持ちをほぐすように明るく(いわゆる関西のりをすこーし入れて)会話をしたら、すごく楽しそうに笑ってくださったんです。
お声をかけた最初は、お疲れであまり表情も感じられなかったので、なんとか気持ちをほぐしていただこうとして、無理に冗談を言ったわけではなく、
「無理よ~」と言う相手に、「いいんですよ~それで~」と受け止めながら、「無理は無理って言ってくださいよ~、ぜんぜん私たちやりますから」と笑って返したんです。 そしたら、彼女たちから花のような笑顔がこぼれ、楽しく笑われました。
そしてひとこと。
「あー、こんなに笑ったのは久しぶり」
「いつぶりかなあ」
思わず胸がぎゅーっと痛くなりました。私たちが日常で当たり前にしている、冗談や笑顔。それがこんなに貴重なものだなんて。
笑顔がないことで、最初はとまどうボランティアの人にもわかってほしい。
一度ではなかなか開かない、被災者の方々のストレスで、疲れ果てたやさしい心は、二度訪れたら笑顔で名前を呼び合い、三度訪れたらきっと、何かの気持ちは残るのだと。だからせめて三回は、訪れてほしいのです。
宮城へ向かう高速道路のインターチェンジで見かけた「がんばろう東北」のメッセージボード
希望はいつもあなたのそばに、、、。
私たちは長く長くご一緒にかかわりますのメッセージをこめて
強い強い願いをこめて、「がんばれ東北」あなたたちだけに、がんばれなんて言いませんから。私たちにできることは、本当になんでもするから、だから、一緒にがんばりましょう!
「一緒にがんばろう!ニッポン!!」